苫前町のこと

私たちの住むまち、北海道 苫前町(とままえちょう)は、日本海側の北西部に位置しています。
留萌管内の中ほどにあり、海と山に囲まれた、自然が豊かなまち。

町役場の近くには、あの有名な「とままえだベアー」が。
北から向かっても、南から向かっても、その顔を拝むことができます。

日本海に浮かぶ天売島・焼尻島や、利尻富士の眺望が美しく、日本海に沈む夕日は素晴らしいロケーションを演出してくれます。

クリーン農業の町、苫前町

風の影響による自然環境と、酪農家から供給される良質な堆肥を有効に利用し、農薬や化学肥料を最小限に抑えて環境に配慮した「クリーン農業」による安心安全な農産物づくりに努めています。

苫前町は米づくりも盛んで、美味しさのバロメータである低タンパク米のお米が穫れる北海道内でも数少ない良食味米の産地です。
主力4品目であるかぼちゃ、メロン、とうもろこし・ミニトマトの100% YES! clean 基準栽培や、100%共同撰果による品質の統一化など、安心し美味しく食べていただくためのさまざまな食づくりを行っています。

やっかい者だった「風」も、エネルギーに

大規模な風力発電施設

日本海沿岸地域は北海道内屈指の「強風地帯」で、冬には地面から殴りつけるような地吹雪が吹き荒れます。
その強い風を有効な資源として生かした風力発電施設導入にいち早く取り組み、2020年には全国初となったリプレース工事を実施、クリーンエネルギー先進地として順調にエネルギーを生み出しています。

自分たちで、エネルギーと食糧を生み出す町

苫前町は、住み続けるために必要なエネルギーと食糧をその地域で生み出すことができる「永続地帯※」でもあります。
千葉大学倉阪研究室と認定NPO法人環境エネルギー政策研究所による「永続地帯2010年度版報告書」によると、苫前町の再生可能エネルギー自給率は535.8%で全国9位、食料自給率は575%で全国2位となり、「永続地帯」として北海道1位、全国9位と報告されました。

北海道の⽣成可能エネルギー⾃給率ランキング

※永続地帯とは

永続地帯(sustainable zone)とは、その区域で得られる再生可能エネルギーと食糧によって、その区域におけるエネルギー需要と食糧需要をまかなうことができる区域のことを言います。実際に自給自足していなくても、その区域で得られる再生可能エネルギーと食糧の総量が、その区域におけるエネルギーと食糧の需要を超えていれば「永続地帯」となります。

参考:北海道苫前町ホームページ http://www.town.tomamae.lg.jp/