大地はつづく

上田ファームのこと

明治の時代、初代・上田甚左が富山から入植。
木や笹に覆われた原野を切り拓くところから、上田ファームは始まりました。
100年以上の時間、この地の風や土と向き合い、耕し続けてきました。

2017年に5代目へ代替わりをし、ベテランから新人まで「温故知新」の精神を胸に、全力で農業を楽しんでいます。

自然と共に歩む農業は、人間の思い通りにはさせてもらえません。だからこそ、学びも多いです。
自然の偉大な力に助けられ、豊穣の秋を迎えることができて、その先のお客様の笑顔が目に浮かんだ時に、「本当にこの仕事を選んで良かったなぁ」と思うのです。

「美味しい=幸せ」。

どんなに時代や文化が変わろうと、変わらない人のココロ。
これから先も、農作物の栽培はもちろん、わたしたちの愛情がつまった商品を通してお客様の幸せの一端を担いたい。

幸せな笑顔のために、
私たちの大地はつづく。

農業への取り組み

ー持続可能な農業を目指してー

上田ファームでは、安心安全と、美味しい笑顔を届け続けたいという思いから、人にも自然にも優しい環境保全型農業「クリーン農業」に力を入れています。

作物それぞれに向き合った土づくり

作物によって美味しさの指標があります。それぞれの作物の特性としっかり向き合い、美味しさを最大限引き出すための土作り、施肥をおこなっております。

<主な取り組み>

※米・大豆…特別栽培(特別栽培=節減対象農薬の使用回数が慣行の50%以下・化学肥料の窒素成分量が50%以下)
※かぼちゃ・小豆…(節減対象農薬:地域慣行比30~40%減、化学肥料の窒素成分量:地域慣行比40%減)

清潔な圃場(ほじょう…水田や畑)作り

水田や畑は、作物にとっては「家」です。
作物たちにとって「住み心地のいい家」で、すくすくと健康に育ってくれるよう、清潔な圃場作りを心がけています。

気候を生かし、美味しさを最大限に

苫前町は、夏季の昼夜の温度差が大きいのが特徴です。
日々、気候条件や作物の些細な変化をしっかりと観察して、作物の「声」を聞き、その特徴をうまく生かすことで、甘みののった作物をつくることができます。

※クリーン農業

堆肥などの有機物を肥料として使用することで、農業にかかせない「健康な土づくり」をおこない、農薬や化学肥料の使用を最小限にとどめることで生態系と地球環境に配慮した、持続可能な「環境保全型農業」のことです。もともと北海道は冷涼な気候のため、病害虫による被害が少なく、化学農薬や化学肥料の使用が少ない土地ですが、さまざまな研究や新しい技術によって、さらにこれらの使用を低減し、消費者の皆さまの食卓に、安全で良質な北海道産農産物をお届けしています。
(北海道クリーン農業推進協議会HPより)

Global G.A.P.認証生産者にむけて

Global G.A.P.=GOOD(適正な)、AGRICULTURAL(農業の)、PRACTICES(実践)。
食品安全、労働環境、環境保全に配慮した「持続的な生産活動」を実践する優良企業に与えられる世界共通ブランド認証のこと。

日本ではまだまだ知られていない制度ですが、外資系食品店や国内大手スーパーでも徐々にとりいれられつつあります。
上田ファームでは世界基準の品質証明となるGlobal GAPの取得を目指した取り組みを行います。

上田ファームの農産物

―優しく、まっすぐ。野菜だって育ちが出る。―

北海道北西部の米どころ苫前町。その中でも、上田ファームの田んぼのある地区で採れるお米は、低タンパクでツヤツヤと甘味のある、ピカイチの美味しさを誇るのです。お米はタンパク質が低ければ低いほど、食味が上がると言われています。

新米、炊き立ては言うまでもなく、冷めても、そして収穫から年を越した『古米』でも美味しさが長持ちする、自慢のお米です。

【品種】ゆめぴりか・ななつぼし(特別栽培)

かぼちゃ

夏季、昼夜の寒暖差の大きい苫前は、かぼちゃ栽培に最適な環境。甘味の乗った美味しいかぼちゃをお届けいたします!かぼちゃと一口に言えど、それぞれ持ち味の違うバラエティに富んだ複数種を栽培しています。

これらのかぼちゃを贅沢に使用した、かぼちゃ農家だからこそ出来る自慢の加工品も製造しています。

節減対象農薬:地域慣行比40%減、化学肥料の窒素成分量:地域慣行比40%減

【品種】くりあじ、特濃こふき、くり将軍、ロロン

大豆

【品種】トヨムスメ、ユキシズカ(特別栽培)

小豆

節減対象農薬:地域慣行比30%減
化学肥料の窒素成分量:地域慣行比40%減

【品種】とよみ大納言

小麦

【品種】春よ恋、つるきち

アスパラガス

【品種】スーパーウェルカム

上田ファームの加工品

上田ファームでは、主原料生産から加工・パッケージングまで一括した商品作りをおこなっています。
子育て真っ最中の上田ファーム。そんな等身大子育て世代が自信をもってお届けする、安心安全で心も身体もホッとするような美味しい農産物加工品を、全国の皆様へ。
「上田ファームの味」とともに、北海道や苫前町の食文化もお伝えしていきたいと考えております。

上田ファームの歴史

初代
上田甚左が明治30年に富山県砺波より入植
水稲の作付スタート
二代目
繁太郎とともに農業を本格化させる
三代目
政清の代より小豆の作付開始
四代目
博和の代より大豆、小麦の作付開始
平成元年頃より南瓜の作付開始
環境保全型農業「クリーン農業」の実践開始(減農薬、減化学肥料栽培)
五代目
卓司より自家栽培原料を使用した加工品の製造販売開始
クリーン農業の強化(特別栽培)
2019年、加工品の製造販売会社(株)上田ファーム 設立
2020年 加工品「かぼちゃ団子」が北のハイグレード食品の認定を受ける
2021年 加工品自社製造工場竣工予定

上田ファームの仲間たち

上田 卓司(五代目・社長 愛称:たくじ)

担当業務: 全般
上田ファームで好きなもの: かぼちゃ団子(揚げると外はサクサク、中はモチモチ)

大切にしている言葉たち
●仕事に追われるな。仕事を追え。
(4代目・父からの教え)
●電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも みんな私が悪いのさ
(落語家 柳亭痴楽 つづり方教室より)

上田 瞳

担当業務: 加工、アスパラ、南瓜
上田ファームで好きなもの: アスパラ、かぼちゃ団子(あんこ入り)

仁木 綾香

担当業務: 全般
上田ファームで好きなもの: かぼちゃプリン

池田 真之

担当業務: 農作業全般、新規作物導入検討
上田ファームで好きなもの: 甘くてホクホクな南瓜